銀誓館での記録

PBWゲーム“Silver-Rain”のPC用日記です。
関係者以外は判らないと思いますが。
ちなみに。

日記:そのままです
連絡事項:世界情報関連
依頼関係:受けている依頼に関して

と、カテゴリ分けをしています。
<< 学生バトン | main | さようなら三連休 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | -
少年のある日の出来事
背後の戯言

 というわけで。
 今日はちょっと良い天気でしたので、アーバインの日常を書いてみました。
 偶然なんでしょうけど、たまにコンポは嫌なタイミングで嫌な事を言いますよね。
 いや、実際に喋るのではなく、歌詞だったり、ラジオなんですけど。

 続くかどうかは気分次第です。
 質素な部屋。
 そこにあるのは、事務机、CDコンポ、書籍棚とCDラックが数個、TVとゲーム機。
 それらは全てモノトーンで統一され、洒落っ気の欠片もない。
 いや、部屋の主を考慮するなら、ゲーム機があるだけでも年相応と考えるべきか。
 その主は、パイプベッドで眠って

 「イグニッション」

 は居なかった。
 小さな声の後、ベッドの“下”からもぞもぞと顔を出したのは、この部屋の主。

 「……今日も平和ですね」

 彼は部屋の様子がいつもと変わらない事を確認すると、そう呟いた。




 それから、暫くして。
 室内には鉛筆が紙面を滑る硬い音だけが響いていた。
 卓上カレンダーには18日に印が付いている。
 だが、机上にあるのは、学園側の作戦評価と戦闘記録、有志が調査した敵戦力の詳細。

 “静岡県沖で幽霊船が目撃された”
 “人狼勢力が林檎の欠片を学園からかすめとった”

 成績に対する不安より、能力者の間で囁かれる二つの噂 ―前者は伝聞で、後者は違う― が、彼の行動を支配していた。
 彼は苛立たしかった。人狼ではなく、己自身に。
 何もできなかった自分に、だ。
 その感情を二つの噂から推測出来る未来に備える事で、その鬱積した感情を抑えようとしていた。

 「……駄目ですね……」

 その目論見は身から出た錆によって呆気なく瓦解し、彼は椅子へ身を投げ出した。
 器用に身をよじってリモコンを取ると、コンポを起動させた。
 一瞬の沈黙の後、世の不平を強い調子で叫ぶロックが辺りに満ちる。
 それはまるで、コンポが苛立っている主人の命令を面倒くさがっているように感じた。

 ふと、窓の向こうをみやる。
 初秋の青空と、残暑を思わせるうず高い雲が顔を覗かせていた。

 「……嫌な空気だ」

 率直な感想が溢れた。
 入道雲は夕立の予兆である。

 (……お互い様ですがね)

 『... Repeated days inside what did you earn...』

 本当に可愛くないコンポだ。




 それから僅かな時間が過ぎ。

 「さてと。新しいコンポを買わないと」

 身支度を整えた彼は部屋を出た。
SS | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
- | 22:17 | - | -









http://daybreak-army.jugem.jp/trackback/26

CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>
PROFILE
NEW ENTRY
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
OTHERS
RECOMMEND

SPONSORED LINKS